7月26日〜27日にかけて、京都発で伊吹山と滋賀県米原周辺へ息子2人(8歳、6歳)と一緒に家族4人の旅行をしました!
今回は伊吹山で星空観察と車中泊を経験。
とても楽しかったので、時系列で旅行記を書こうと思います!伊吹山方面へ旅行を計画するファミリーの参考になると嬉しいです♪
1日目 京都発〜伊吹山登山〜車中泊
京都〜伊吹山方面移動
朝10時 移動開始
京都市内から伊吹山山頂駐車場は車でおよそ3時間かかります。山頂駐車場の良い場所を確保したかったので、15時までには着くスケジュールで出発です。
高速道路は沓掛IC〜関ヶ原ICを利用します。
関ヶ原IC手前の伊吹PAあたりからは遠目に伊吹山が見えてきて、その大きさに圧倒されました。
いぶき薬草湯で一休み
伊吹山山頂ではお風呂に入る事ができないので、事前に温泉に入ることにしました。
伊吹山ハイウェイ入口を一旦通り過ぎ、車で9分のところにあります。

温泉施設の入り口からは遠目に伊吹山が見えます!
いぶき薬草湯
営業時間:12:30〜19:30
料金 :大人620円 小人(3歳〜小学生)310円 ※現金のみ対応にご注意!
定休日 :月曜日、祝祭日の翌日、12/28〜1/4
13時半ごろに到着した際は、平日金曜ということもあり、男性風呂は私たち以外には3人しかおらず快適に入浴できました。
露天風呂からは垣根越しに、わずかですが伊吹山が見られてとてもいい心地でした!
ただ、露天風呂には蜂が二匹ほど常に飛んでいたので注意が必要でした。
秋冬シーズンなら蜂を気にせずに入浴できそうですね。
伊吹山ドライブウェイで山頂駐車場を目指す
温泉を後にして、いよいよ伊吹山を登り始めます!
標高1,260mの山頂駐車場まで車で登ることができます。
ドライブウェイは有料なのでご注意を。
伊吹山ドライブウェイ
料金 :3,400円(軽・普通自動車の場合)
支払い方法:現金 または クレジットカード
詳しい料金は公式HPをチェック!https://www.ibukiyama-driveway.jp/guide/
およそ20〜30分ぐらいの山道が続きます。
山頂が近づいてくると、低木や岩肌が見えたりして、いかにも高山な雰囲気に一変しました。
雲の底部分とほぼ同じ目線で、どれだけ高く登ってきたのかがよくわかります・・・!
山頂駐車場到着・車中泊準備
25分程のドライブを終え、山頂駐車場に到着しました。
14時50分に到着しましたが、山際の駐車スペースは車中泊に人気なので既に埋まっていました・・・

この時間帯、駐車場は結構混雑していましたが空きはすぐに見つかりました。
おそらく、前日に車中泊していた人や、早朝に登山していた人たちが帰る時間帯と被っていたものと思われます。

山頂駐車場の入り口側は緩く傾斜がかかっているので、車中泊するなら奥に進んだ売店側がオススメ!トイレも売店側にあるよ。

無事駐車ができたら車中泊準備を始めました。
車中泊準備のやり方はこちらで紹介!
我が家はインフレーターマット(自動で膨らむマット)を使用しているので、シートをフラットにしてマットを吸気状態にしたら登山に向かいました。
登山中にふっくら膨らんでくれるので準備がとても楽チンです♪
伊吹山登山(中央登山道コース)
いよいよ伊吹山登山です!
当日の伊吹山山頂の天候は晴れ、気温は23℃ほど。
服装は半袖Tシャツ、長ズボン、薄手の羽織、スニーカーで臨みました。
子供たちも同じ服装です。(早々と羽織を脱いでいましたが・・・笑)


トイレは山頂駐車場と頂上にしかないから、登山前に済ませておこう!
伊吹山の登山道には3ルートありました。

- 西登山道コース(長さ1,000m 緩やかな勾配)
- 中央登山道コース(長さ500m 階段状の急勾配)
- 東登山道コース(長さ1,500m 下り専用)
子どもたちのたっての願いで中央登山道を登ることに。
中央登山道は傾斜はきついものの、ほとんどが階段として舗装されているので子どもでも危なげなく登る事ができました。
植物の緑と空の青のコントラストがとても気持ちいい登山でした。

景色や高山植物を楽しみながらゆっくり登り、およそ30分で登頂しました。
伊吹山山頂
山頂からの眺めは『絶景』そのもの。
遠目に見える山々は自分よりも遥かに低く、雲と同じ目線に立っているーー
非日常的な景色にとても癒されました。
頂上にも売店がありますが、現金対応のみなのでご注意を!
下山(西登山道コース)
下山は登戸別ルートを楽しみたかったので、西登山道から降りました。
西登山道は中央と比べて傾斜は緩やかで、木の板で平らに舗装された箇所もありました。
ただその分全長は長く、小石が多い場所では滑って転げそうになるけど、異なる味のある登山ルートです。

山頂から少し下りたところに分岐があって、そこからは最高の絶景スポットがあったよ!
下山もおよそ30分かかりました。
夕食・星空観察
下山すると18時手前。まずは疲れた体に糖分を入れました。

売店の外側で売っていたソフトクリームをいただきました!現金で事前にチケットを買う必要がありました。
当日はちょうど、星空解説会が19時半開始で予定されていました。

18時半ごろには売店横のスペースに人工芝が敷かれ、既に場所取りが始まっていました。

我が家も急いでレジャーシート・折り畳みテーブルと、寒さ対策の薄手の掛け布団を持参して場所を確保しました。

7月終わりの伊吹山山頂は、20時ぐらいで既に気温は18℃を下回るほど!じっとして解説を聞くときは防寒具が必須だよ。
夜ご飯は、星空解説の開始を待ちながら、車で作ったカップ麺を頬張りました。(伊吹山は火器厳禁のため、IHヒーターでお湯を沸かします。)
19:20ごろにはキレイな夕陽が見れました。

そして19:40ごろからは1〜2等星がチラホラ見え始め・・・
20時ごろには、夜空は日常では見た事のない数の星々が瞬いていました!

私のスマホカメラではこのショットが限界でした・・・
星空解説は残念だったことが2点あります。
- 解説員の方は小さな拡声器のみを使って喋るので、解説員さんから遠いと何を話しているのかがほとんど聞こえない。
- 雲がだいぶ降りてきてしまい、観察していた時間の半分以上は満足に星空が見えなかった。
星空解説以外に、ボランティアの方々が持参されていた望遠鏡でいろいろな星を観察させていただきました!
肉眼では観察できないアルビレオ(二重星)などを観察させてもらい、とても貴重な体験ができました。
残念ながら、天体望遠鏡で楽しむ「伊吹山星空展望会」は2025年の開催で終了とのこと…。ただ、星空生解説「いぶきのよぞら」は引き続き開催するみたいです!
就寝
星空観察を終え、22時ごろには就寝しました。
この時の社外の気温は15℃ほどまで下がっていましたが、車内に4人もいると若干暑いぐらいに感じました。
2日目 伊吹山朝登山〜米原の梅花藻鑑賞
起床・朝食
朝は6時ごろに目が覚めました。
昨晩と同様、辺り一面に降りてきている雲に包まれていました。

朝食は前日にコンビニで購入していたパンを食べました。
伊吹山登山(西登山道コース)
7時ごろになると雲が切れてきていい天気になったので、もう一度伊吹山登山をしました!
今回は昨日と変えて西登山道での登山です。
朝の澄んだ空気と朝日で、寝ぼけた体を少しずつ起こしながら、一歩ずつ伊吹山を登っていきます。

眼前に広がる、朝日が照らし出した深緑の山々の景色が感動的でした。朝ならではの景色ですね〜
西登山道には高山植物の花畑が管理されています。季節ごとにいろいろな花が楽しめるので、どのシーズンに訪れても楽しめそうです!
30分ほどで登頂しました。
下山(東登山道コース)
下山は下り専用の東登山道を通りました。

東登山道の入り口の柵には熊注意の看板があったよ。熊避け対策を一応しておくのが吉!

絶景スポット
東登山道入り口の柵を越えてすぐ左に、まるで雲の上に飛び出たかのようなパノラマビューが広がります!

下り専用の道だけあって、道幅は1人が歩くのがやっとの広さ。
岩が剥きでたアップダウンがある道で、とても歩き甲斐がありましたよ!

他の登山道よりも険し目な道なので、サンダルなどでは歩かない方が良さそうでした。
ただ、6歳の息子でも弱音を上げることなく歩き切ったので、激しすぎる道ではなさそうです。
東登山道での下山にはおよそ45分かかりました。
登山を終えた後は糖分補給!売店内で販売していたアイスを食べました♪

伊吹山を後にし、梅花藻(ばいかも)鑑賞へ
名残惜しくも、10時半には伊吹山を出発。
伊吹山が存在する地域である米原には、冷たくキレイな流水にのみ生息する梅花藻(ばいかも)が自生しています。

梅花藻は地域によっては絶滅危惧種にも指定される貴重な植物!米原での見頃は7月中旬〜8月下旬だよ。
私が行ったときはちょうど満開になっている梅花藻を見る事ができました♪

水辺に近づくことができる階段があったので、水を触ってみるとものすごく冷た〜い!透明度はものすごく高かったです。
キレイな水を活かしてマスの養殖が盛んなようで、通りにはマス料理を提供するお店が多くありました。
昼食
親はマス料理が食べたかったのですが、子どもたちのリクエストで、梅花藻群生地から近くにある「バリバリジョニー」というラーメン屋さんへ行くことに。



バリバリジョニーの目玉はなんと言っても『替え玉無料』!
食べ盛りの子どもたちにはとてもありがたい。
昼食を食べ、京都への帰路につきました。
まとめ
京都市発で伊吹山に1泊2日の車中泊旅行をしました!
伊吹山は京都市内から車で3時間弱で着く距離で、1,377メートルもの高さの山に気軽に登ることができる、子連れのアウトドア旅行にももってこいな場所でした。
いつかは、8月半ばが見ごろのペルセウス座流星群を伊吹山で見てみたいです!
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