ワクワクな車中泊、快適に過ごす準備は整っていますか?
この記事では、家族4人(8歳、6歳男の子)でセレナ(C27)での車中泊経験をもとに、セレナをベッドルームに変える手順を分かりやすいように画像付きで解説します。
車中泊が初めての人でも快適に過ごす準備ができるよう、「シートの倒し方」から「快適なマット選び」「車内の目隠し方法」「灯り」までをステップごとにご紹介します!
道の駅やキャンプ場で過ごす夜を、より快適にしたい方はぜひご覧ください♪
この記事はこんな人にオススメ!
- セレナ(C27)で車中泊をする予定の人
- 車中泊のやり方を事前にリサーチしたい人
- 車中泊に必要な準備物をリサーチしたい人
ステップ1:シートをフラットにしよう
まずはシートをフラットにしないと何も始まりません!
手間はそんなにかからず、5〜10分あれば完了します。
1.前列シート(運転席・助手席)を一番前まで寄せる
2.中・後列シートのヘッドレストを外す

取り外した後のヘッドレストは座席の下に空間ができるのでそこにしまっておくと良いでしょう。
3.後列シートを前に寄せる

座席前側の中央下手にスライドのレバーがあります。
しっかりと前に寄せないと、次のステップで紹介するように後列シートが倒しきれなくなる点に注意です。
4.後列シートを倒す

後列シートを倒すストラップは背面シート上部にあります。ストラップを上に引き上げながら、シートに体重をかけて後ろに倒します。

前ステップでの前寄せが不十分だとシートが倒しきれないので、引っかかった時はもう少し後部シートを前に出してみましょう。
5.中列シートを倒す

中列シートを倒すレバーはシート側面の後側です。(前側はシートの前後移動用レバー)
レバーを引きながら体重をかけてシートを倒します。
6.中列シートを後ろに寄せて後列シートと近づける

中列シートと後列シートに間には若干の隙間があります。
中列シート側面前側のレバーで中列シートを移動させて隙間を埋めましょう。
7.シートのフラット化、完了!

お疲れ様でした♪
ステップ2:マットを敷こう

シートはフラットにしてもデコボコしているのでこのまま寝転ぶには不向きです。
寝苦しいのはもちろん、デコボコのまま寝ると腰を痛めてしまったり、睡眠の質が低下して翌日に疲れを持ち越してしまうかもしれません。
寝心地を良くするためにはマットを敷くことで対応が可能です!
マットは大きく分けると以下の4種類があります。
インフレーターマット

- オススメ度:★★★★★
- 収納性 :★★★★・
- 寝心地 :★★★★・
- 簡便さ :★★★★・
収納性、寝心地、準備・片付けのしやすさ全てにおいて満足できる内容です。
マットの反発力で自動で空気を取り込んでくれるので、膨らませている間に他の準備ができることが地味に嬉しいです。
分厚いインフレーターマットであれば底付き感も無く、快適な睡眠をとることができます。
車中泊のみならず、テント泊でも重宝する抜群の有用性マットです!
エアーマット
- オススメ度:★★★★・
- 収納性 :★★★★★
- 寝心地 :★★★・・
- 簡便さ :★★★・・
コンパクトに収納できる点が最大のメリットです。膨らませるにはポンプなどが必要です。
商品によっては収納袋がポンプ代わりになるものもあるので、荷物を増やさずにエアーマットを使うことも可能です。
インフレーターマット同様、テント泊でも有用です!
フラットマット
- オススメ度:★★★・・
- 収納性 :★★・・・
- 寝心地 :★★・・・
- 簡便さ :★★★★★
シートのデコボコにピッタリの大きさで設計されたマットをパズルのようにはめ込むことで、フルフラットシートに仕上げることができます。
ただ、部分的には車のシートに寝転ぶことになるので、寝心地やシートへの汗の染み込みなどの懸念点から、単独での使用はオススメできません。
他のマット使用時によりベッドの質を高めるために併用するのが良いでしょう。
車のモデルに合致したものを用意する必要がある事、収納性が低い事、車中泊以外への転用が利かない事もあり、オススメ度は低めです。
折りたたみ式マットレス
- オススメ度:★★★・・
- 収納性 :・・・・・
- 寝心地 :★★★★★
- 簡便さ :★★★★★
ニトリなど、一般的に販売されている折りたたみ式のマットレスです。他のマットに比べて準備に時間がかからない事と寝心地が良い点が優れますが、収納性は格段に低いのが難点。
スペースに余裕があるときは採用するのもありかも知れませんね。

オススメは「Hikentureのインフレーターマット 8cm」!

8cmの厚みがあれば底付き感はもちろん、一番大きな中列シートの段差も気にならずにぐっすりと眠ることができました!

10cmの厚さならもっと心地が良いことは確実ですね。
マットの準備・片付けもとても簡単で、表面の素材は暑かったり肌にペトペトくっついたりせず心地が良い点もイチ押しのポイントです。直接寝転んでも全く問題ありませんでした。
ステップ3:窓に目隠しをつけよう

車内で過ごしている間のプライベート空間を保護するためにも、カーテンなどの目隠しは必須です。特に、夜に車内で灯りをつけていると外からは丸見えになってしまいます!
目隠しをしておけば車内で着替えをすることもできるので、車中泊をするなら必須の準備です。
目隠しの方法は以下の2種類あります。
カーテン(遮光・断熱モデルの場合)

- 遮光性 :★★★★・
- 断熱性 :★★・・・
- 簡便さ :★★★・・
- 応用性 :★★★★★
市販の車内用カーテンを取り付けるだけで、車内のプライバシーをがっちりガードできます。遮光性・断熱性が高い生地のカーテンもありますが、窓とカーテンの間にわずかな隙間ができるので、密着性が高いサンシェードに若干劣ります。
しかし、「少しだけ明かりを取り入れたい」「ドア・窓を開けて換気したい」という時の応用性は抜群です♪
我が家はコストを抑えるため、100均アイテムなどを駆使いて自作カーテンを作成・設置しました。かかったコストは2,000円ほどでした!
サンシェード(遮光・断熱モデルの場合)

- 遮光性 :★★★★★
- 断熱性 :★★★★★
- 簡便さ :★★★★★
- 応用性 :★・・・・
窓に吸盤などで貼り付けて使用するタイプのものが多いです。カーテンと比べて特別な準備は必要なく、収納性も高いため比較的簡単に使うことができます。
車種の規格に合わせて販売されているものであれば、全ての窓を完全にカバーできるので、遮光・断熱が完璧に実現できるでしょう。
断熱がしっかりと求められる夏や冬の車中泊にはもってこいのアイテムです!
ステップ4:灯りを設置しよう
夜も車内で何か活動するなら灯りは必須です!エンジンを停止した状態で車内灯を長時間点灯するとバッテリーが上がってしまうので必ず用意しておきましょう。
我が家は中列シートの天井手すりにゴムバンドを通し、そこにランプを引っ掛けて活用しました。


いざという時にスマホ充電もできるUSB充電式ランタンがオススメ♪

充電式のLEDランプです。10段階の調光ができるので、寝るときは弱モード・夜道を歩くときは強モードが役立ちます。
なんと、AタイプUSBポートがありスマートフォンの充電もできる優れもの。
さらには点滅のモースル信号でSOSを示してくれるモードもあり、いざというときにも役立ちます。
取り付け部がカラビナ式なのも使い勝手がGOOD!マグネットが内蔵されているので、鉄製の平面に貼り付けて使用することもできますよ♪
まとめ
セレナでの車中泊はしっかり準備すればかなり快適に過ごすことのできる空間に早変わりします。
ポイントは「フラットなシート作り」と「快眠グッズの用意」「プライベート空間の確保」です。
この記事でご紹介した内容を押さえておけば、初めての車中泊でも安心して眠ることができるでしょう。
『車中泊をもっと快適にしたい』と考えている方は、オススメマット比較などの記事も合わせてチェックしてみてくださいね♪
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